十二指腸力ルチノィドの2例

摘要

十二指腸は，消化管カルチノイドの中で直腸， 胃に次ぐ好発部位であり，さらに近年，内視鏡 技術の進歩に伴い小病変でも発見されることが多 くなつた。しかしながら，その長期にわたる治療 成績の集積は十分でなく ，明確な治療指針は確立 していない。今回，われわれは治療方針が適切であつたと思われる十二指腸カルチノィドの2例を 経験したので報告する。