実地臨床におけるビスホスホネー卜製剤，メナテ 卜レノン，ラロキシフェン塩酸塩，アルファ力 ルシドールを用いた長期骨粗鬆症治療での 新規椎体骨折の発生率と生活の質の推移

摘要

骨粗鬆症の主な治療目的は脆弱性骨折を予防し，患者の生活の質(quality of life ： QOL)を維持，できれば改 善することである.近年骨粗鬆症治療薬が数多く開発?上市され効果を発 揮しつつある.筆者が骨粗鬆症治療に関与し始めたのは アルファカルシドール(活性型ビタミンD_3 ： D_3)が骨 粗鬆症治療薬として適用された1987年ごろであり，そ の臨床試験では骨折予防効果は示されたが，実地臨床 では椎体骨折の予防効果を実感できるほどではなかつ た