大腿骨頭壊死症に対する内固定法を改良した　大腿骨頭回転骨切り術の早期リハビリテーション　プログラム

摘要

杉岡により考案された大腿骨頭回転骨切り術は，青壮年期に好発する大腿骨頭壊死症に対する優れた関節温存手術であるが，その後療法には長期間を要する．そのため近年の医療保険制度の変化による医療コストの削減，入院期間の短縮が望まれる状況では，大腿骨頭回転骨切り術は人工関節置換術に安易に代替される可能性もある日　 今後，大腿骨頭回転骨切り術のような優れた関節温存手術が生き残っていくためには，強固な内固定を行い，早期リ　 ハビリテーションにより入院期間を短縮し，早期の　 社会復帰を行うことが必要と考える．