デジタルマンモグラフィの基礎撮影装置とモニタの基礎知識

摘要

マンモグラフィのデジタル化は急速に進行しており, 日本国内の日医放の定める仕様基準を満たす装置の約70%を占めている。しかしながら運用面では, フィルム（ハードコピー）をベースにして診断している施設が60?70%と過半数であり，2008年の診療報酬の改訂によってモニタ診断（ソフトコピー診断） への移行が推進されているのが現状である。本稿では，デジタルマンモグラフィ（以下，DMG) について，撮影装置，ハードコピーとイメージャ，ソフトコピーとモニタなど，読影医として知っておくべき事項を解説する。