MDCTおよび術前塞栓術が有用であった高齢の肺葉内藤分画症の1例

摘要

肺葉内肺分画症の多くは小児期に繰り返す肺炎で発見されるが，まれに高齢者で初めて診断される。 今回我々は，高齢で発見された肺葉内肺分画症を経験した。 診断には16列multidetector CT（MDCT）の三次元画像が有用であり，治療には術前の実常血管のコイル塞栓術が有益であったので報告する。