進む近未来原子炉の開発少資源国のエネルギーセキュリティ

摘要

韓国は、一九七〇年以来経済成長と工業化が急激であったにもかかわらず、昨年の国民一人あたりの年間電力消費量は五四四四年キワツロト時であった。 これは、日本の約三分の二、米国の五分の二である。 したがって、韓国の電力需要は今世紀中高い成長率を維持するものと予想される。 韓国にはエネルギー資源が十分でないので、経済成長を維持するためには輸入エネルギーに頼らざるを得ない。 エネルギー輸入依存度は、一九七〇年には四七·五％であったが、昨年は九七·四％であった。 エネルギー消費の八五％は化石燃料で、四億一〇〇〇万一ンのCO{sub}2を放出したが、これは一九九九年の世界の地球温暖化ガス(GHG)放出量の一·八％にあたる。