OFDM無線アクセスにおけるMIMO多重を用いる2.5Gbps超高速パケット信号伝送の屋外実験結果

摘要

本稿では，100MHzのチャネル帯域のOFDM無線アクセスにおいて．6送受信アンテナのMIMO多重伝送を用いた2.5Gbpsスループットの屋外実験結果について報告する. 周波数利用効率25bit/second/Hzを実現するために．64QAM変調，符号化率8/9のタェボ符号．およびMIMO多重伝送の信号分離アルゴリズムには，信頼度情報に基づく適応生き残リシンボルレプリカ候補選択法(ASESS:Adaptive SElectiono of Surviving Sylnbol replica candidates based on maximum reliability)を適用するQR分解およびMアルゴリズムを用いるMLD(Maximum Likelihood Detection)法(QRM－MLD法)を適用した．屋外実験結果より，移動局が基地局からの距離が最大約200mの測定コースを平均時速約5kmで走行した場合に，全送信アンテナの総送信電力が19Wの条件のとき．測定コースにおける約85%の場所率において2.5Gbps以上のスループットを実現できることを示した.