60GHz帯NRDガイドパルスレーダを用いたレベルセンサシング信号処理部における連続サンプリングによる測定精度の向上

摘要

ミリ波レベルセンサ用レーダシステムとして、NRDガイドを用いたパルスレーダフロントエンドが試作され、測拒実験が行われたがアンテナの指向性が鋭いためにアンテナと測定対象物との間で多重反射が発生し、レーダと測定対象物との距離が短い場合、正確な距離計算ができないという問題が生じた。 そこでこのような多重反射の影響を除去するため、FPGAを使用した信号処理部を工夫し、多重反射の環境下においても、2mから20mまでの距離において測定誤差を12cm以下に抑えることができた。 また、レーダシステムの測定精度を高めるために連続サンプリング方式を採用し、その有効性を確落した。