TEM－CTと3次元トポロジー解析を用いたポリマーナノコンポジット中のナノ粒子分散性に関する新しい評価法

摘要

無機ナノ粒子を有槙ポリマーに分散させたナノコンポジットが，その物理的な又は化学的な物性から注目を浴びている，ナノコンポジット中のナノ粒子の全表面漬ほ，顔料やフィラーと比較して非常に大きい．そのために隣接粒子間の距離がナノサイズに小さくなり，粒子間のポリマーの流動性が大きく制限される．その結果ナノコンポジットにすぐれた特性が現れる．熱硬化性樹脂系ナノコンポジットで用いられる無機成分としては，シリカやチタニアなどの金属酸化物やモンモリロナイトやヘクトライトなどの粘土鉱物などである．