遠距離加熱を用いた赤外線サーモグラフィによる構造物検査

摘要

本研究ではアクティブ·サーモグラフィにより、検査者から10～20m遠方に位置するコンクリート構造物等の内部欠陥の検知を可能とする検査手法の確立に向け、遠距離加熱法、温度データ処理法を含む検査システムの開発等を検討項目にあげ、各検討事項に対し取り組んでいる。本部告では、遠方に位置する対象に対して検査可能な加熱を実現するための遠距離加熱ランプの開発状況、検査の高精度化に必要な加熱時に生じる温度ムラの影響の低減手法および画像ノイズ低減手法について、得られた実験結果等をもとに現時点での実施状況を報告する.