木粉入り木目調樹脂材料

摘要

ABS樹脂材料国内第2位のUMG ABS（東京都中央区、資本金30億円、宮本利雄社長）はこのはど、ノンダイオキシン系材料として住宅や公共施設で需要が増えている樹脂製人工木材の原料となる木粉入り木目調樹脂材料を本格発売した。商標は「UMG WOOD」。 親会社の三菱レイヨン、宇部興産の木目発現技術を融合して開発したもので、03年1，500トン、04年2，000トンの販売を計画している。 新製品の樹脂材料はASA樹脂（アクリロニトリルースチレンーアクリレートゴム共重合体樹脂）及びABS樹脂（シリコン系複合ゴムーアクリロニトリルースチレン共重合体樹脂）をベースとした屋外用途向け耐候艶消しタイプ。 木目柄は色調の異なる樹脂ペレットを混合、成形加工機による加工で発現させるが、加工機の構造や生産条件などによって木目柄の鮮明さが左右されるという。