鋼板の側面にガセットプレートが溶接された継手へのICR処理による疲労強度何基効果

摘要

鋼橋では，大型車交通量や過積載車の増加に伴い，多くの疲労き裂の発生が報告されている．そのため，疲労き裂の補修方法や発生を抑制する方法などが数多く検討されている［1］～［9］．疲労き裂の発生を抑制する方法としては，溶接止端に生じる高い応力集中を低減させる工法［1］，溶接止端への圧縮残留応力の導入［2ト［9］，バイパス部材の取付けによる発生応力の低減［1]などがある．また，疲労き裂発生後の補修方法として，比較的小さなき裂にはグラインダ処理などにより除去する工法などが行われており，大きなき裂にはストップホールを設けて添按板補修するのが一般的である［1]．