建設技術と技術事務所

摘要

現在の我が国は，先人が，数々の課題に技術で対応して建設された社会資本の恩恵にあずかっている。 将来の国土を形成する現代の任務を果たしていくには，財政上の課題，持続的発展，環境保全，社会ニーズの多様化など困難な課題に対応するインハウスエンジニアリングの充実とそれを支える建設技術が必要である。 建設技術の担い手である産，学，官がその役割を果たしていく必要がある。 技術事務所は，技術分野での，公共事業の現場支援を充実していくことが求められている。 国土交通省近畿技術事務所では，IT基盤を活用し，ナレッジマネージメントを取入れた技術情報の充実など，インハウスエンジニアリング支援体制の充実を図っている。