間歇水冷による太陽電池モジュールの発電効率向上に関する研究

摘要

太陽電池モジュールの表面温度を間歇水冷により下げることにより，発電効率を向上させる実験的研究を行い以下の成果を得た．（1） PVモジュールの表面を間歇水冷することにより，PVモジュール表面温度を十分下げられることを実証した．（2）連続水冷よりも間歇水冷の方が温度降下がはやく，T=180sec，t=5secのときポンプの平均使用電力を考慮しても発電効率の向上が最大となり，発電量が約8％増加した．（3） T=180sec，t=5secの間歇水冷による発電実験において，ポンプの平均使用電力を考慮した場合，0.5％/℃発電効率が向上した．