鹿児島県では標高差を利用した品種組合せの推進、特に収量、品質ともにやぶきたに比べて優れている「ゆたかみどり」の導入が進む

摘要

本県での品種概要については、本誌平成11年1月号に茶業試験場から詳細に紹介されている。 品種組み合わせは、表1のとおりやぶきたの割合が四五、三％となっており、品種構成の面からは非常にぅまくいっている産地である。 中でも早場の有利性を生かしたゆたかみどりが二四、四％で、早場産地の走り新茶用やブレンド用の有力品種として、更に拡大が続いている品種である。 他に本県では、早生のさえみどり、晩生のおくみどりが有望な品種として順調に伸びている。