プロジェクタ用638nm帯高出力赤色半導体レーザ

摘要

三菱電機では，現行の赤色半導体レーザ製品をベースに，発光点幅を拡大することで端面における光密度を低減し，端面COD耐性を向上させた。また，活性層温度の上昇を抑えるために，パッケージをφ5.6mm TO（Transistor Outline）オープンパッケージから，金属缶（CAN）封止型のφ9.0mm TO-CANに大型化するとともに，3発光点構造を採用した。その結果，世界最高出力となるパルス駆動2.5W出力までの良好な光出力特性と，2.5W動作での良好な信頼性を持つ赤色半導体レーザを実現した。