当麻ダム洪水吐の改修について－当麻ダム洪水吐水理模型実験について－

摘要

当麻ダム洪水吐の改修は，施設規模を141m~3／sから268m~3／sに整備するものである。 覆蛔惴证螇堅O」，「既設洪水吐の拡幅」，「新設」等の案により比較検討を行った結果，ダム左岸側において地形的条件を考慮したY字形状の流人部を有する洪永吐新設案が最も優位と判断された。 （図－1，2）流入部がY字形状の洪水吐の事例は僅かにあるが，その水理特性は標準側水路型とは異なり定量的に把捉しがたい。 そこで，土地改良事業計画設計基準をはじめ，Y字形状の洪水吐設計事例を参考にした原設計案を基に洪水吐の水理模型実験を実施し，その水理機能と特性の検証を行った。 以下に，その実験計画及び結果について報告する。