食品表示法における青果物/カツト青果物の表示基準

摘要

食品の表示は，食品の供給サイドにとって伝えたい 情報を伝えることが出来るとともに，消費者にとって も知りたい情報を食品とセットで理解できるというこ とで，両者にとって重宝な機能を有する.すなわち， 食品の供給サイド-消費者をつなぐ信頼のきずなとも いえる存在となっている.現在，食品表示のルールは，食品衛生法，農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律（JAS 法)，健康増進法，計量法，不当景品類及び不当表示 防止法（景品表示法）等複数の法律で規定されている.このうち，主として食品の表示に特化された法律は， 食品衛生法，JAS法及び健康増進法であるが，この 3法の間でも，規制ルールに重複がある.たとえば， 「名称丄「賞味期限」，「保存方法丄「遺伝子組換え丄 「製造者名」などは，食品衛生法とJAS法の両方の 法律で表示が義務化されている.