ドラッグストア、2010年には10兆円市場に。高齢化、医薬分業で需要高まる--チェ－ン系ドラッグストアが台頭、店舗数は1万4,673店

摘要

消費者と直接接する小売流通業界の変化は激しい。業態面で見ると総合スーパー（GMS）の凋落、地域スーパーの健闘、コンビニエンスストア（CVS）の成長、中小小売店の減少、大型流通外資の攻勢などで、シェア攻防は激しい。このような中で、新業態としてドラッグストア、スーパーセンターが徐々に力をつけ、チェーン店を中心に大きな勢力になりつつある。食品業界にとってもその動向は無視できない分野になっている。 02年商業統討の小売業の項目に「ドラッグストア」業界が初めて登場した。これまでは「医薬品。 化粧品小売業」「医薬品小売業」「化粧品小売業」に分類されていたが、業態として百貨店、ス－パー、コンビニエンスストアと並ぶものとして位置づけされた。