脂質エネルギー比率は依然増加傾向生活習慣病予防の上から問題に－平成8年国民栄養調査結果の概要－

摘要

厚生省の平成8年国民栄養調査結果の概要がこのほど発表された。 同調査は国民の食品の摂取量、栄養素等摂取量の実態を把握すると同時に栄養と健康との関連を明らかにし、広く健康増進対策等に必要な基礎資料を得ることを目的とするもので、平成8年国民生活基礎調査により設定された地区から無作為に抽出した300地区内の世帯 s5，000世帯 ┘挨邮缼T（約15，000人）を調査客体としている。調査事項は身体状況について身長、体重（満1歳以上）、血圧測定（満15歳以上）、血液検査（満30歳以上）、1日の運動量（歩行数）（満15歳以上）、問診く喫煙、飲酒、運動〉（満20歳以上）、栄養摂取状況について世帯員各々の食品摂取量、栄養素等摂取量、食事状況〈欠食、外食等〉、食生活状況について食事時刻の不規則やダイエットなど食事の問題点等（満20歳以上）である。