22．授乳豚の摂食行動と姿勢お妄び繁殖成績との関連性

摘要

目的：授乳豚において低エネルギー，または少量の飼料を給餌すると飼料への欲求が高まり，立位姿勢を多くとるようになるという報告がある。本研究は分娩クレート内で飼育されている授乳豚の摂食行動と姿勢および繁殖成績との関連性について分析した。 方法：2002年から2004年に8回，繁殖豚300頭一貫経営農場で分娩後4日以降の授乳豚を各回に約20頭無作為に選抜し，タイムラブスビデオを用いて行動を24時間録画した。 ビデオは12倍速再生し，摂食行動，姿勢拉位，横臥，犬座）の回数，時間を記録した。 摂食行動は立位姿勢で給餌箱に頭を入れている状態とし6秒未満のものは記録しなかった。 6暗から18時までを昼，18暗から翌朝6時までを夜と定義した。 産歴は1産，2－3産，4産以上に分類した。 繁殖成績はコンビニータ生産記録ソフト(PigCHAMP，ミネソタ大、米国）のデータを用いた。