2.デュロック種における乳頭数と繁殖形質の遺伝的関連性

摘要

目的：デュロック種の改良は産肉形質を中心 に行われており，国内外におけるデュロック 種の産子数に大きな違いはみられなレヽ。一方， デュロック種は筋肉内脂肪が多いため，止め 雄としての利用にとどまらず，純粋肉豚とし ての利用が行われている。そのためには繁殖 性の改良を必要とするが，一般に繁殖形質の 遺伝率は低く，また限性形質であるため，選 抜による改良には時間がかかる。本研究では， デュロック種において，乳頭数を利用した繁殖形質（生存産子数，離乳頭数，個体別生時 体重，個体別10日齢体重および離乳時体重） の遺伝的改良の可能性について検討した。