グイマツの結実予測法の開発－花芽の発育経過と着生部位－

摘要

グイマツ雑種採種園では、グイマツとカラマツを混植しグイマツから採種するが、その結実量は結実年の4月～5月下旬に肉眼で観察して予測している。 採種や播種の計画を立てるためには前年の早い時期に結実量を予測する必要がある。 そこで本研究では、芽を定期的に切断し発育経過を把捉することで、雌雄花芽および葉芽の判別可能な時期を明らかにするとともに、樹冠内での青果部位を調査し、結実量予測に適したサンプリングの部位を検討したので報告する。