岩手愚花巻市で実施された　暗渠排水の工法事例

摘要

近年のほ場整備に求められているのは、農地の集団化促進による営農機械体系の確立と低コスト農業生産の実現であり、昨今、生産調整施策により転作水田面積が大幅に増加し、約30％以上の水田に米以外の麦、大豆、野菜、花など多種多様な作物を栽培されることが多くなってきている。 その中で、区画の大型化と担い手農家への農地利用集積が進められ、より作業性の長いほ場条件の整備が求められている。この条件を満たすため、大型農業機械による作業の効率化を目指して、田面排水の排除及び地下水位の低下という両面の機能向上を図るべく、暗渠排水工事の重要性が－層問われるようになってきている。