どじょう等の生息環境に配慮した排水路整備 －北海道豊里南地区－

摘要

「どんぐりころころ」は1921年（大正10年）に刊行された「かはいい唱歌」で紹介され、2007年に「日本の歌百選」に選ばれた童謡で、青木存義が作詞し、北海道出身の梁田貞が作曲しました。 歌詞からもわかるとおり大正時代の農村では、水田地帯に広がるため池や小川等に多くのどじょうが生息し、また、多くのどんぐりの木があったことが想像されます。 ·筏贰⒀乙姏g市（旧北村）では近年の農業用用水路の整備によりほとんどのため池が不要になり埋め立てられるとともに、農作業の邪魔になる木々も伐採が進みました。 また、農業用用排水路のコンクリート装工化や水田の転作強化により、どじょうの生息環境に適した場所が年々減少してきました。