単純反復作業における唾液中生化学物質を用いた労働評価法の検討

摘要

農作業において、農業機械の開発、普及等に伴い肉体的負荷の高い作業が減少してい る。このため、労働評#を行う際には、従来の肉体的負荷に加え、精神的負荷の評価が 必要だと考えられる。しかし、精神的負荷について客観的な評価指標は確立していない。 近年、様々な分野で、唾液中生化学物質を精神的負荷評価指標として利用する試みがされ ており、農作業の分野においても評価指標として利用出来る可能性がある。そこで本研究 では、肉体的負荷の小さい単純反復作業において、複数の唾液中生化学物質濃度の変動を 解析し、農作業における精神的負荷評価指標としての利用を検討する。