日本農作業学会平成26年度春季大会現地見学会に参加して

摘要

今回の農作業学会春季大会'見学会に参加して， 非常に考えさせられました.農業技術の進歩により水耕栽培やIT技術を用いた農作業など，これ までとは異なる方法が考案されてきており，そこ での農作業学というものが必要となってきていま す.先生方からも仰っていた通り，その時代の農 業に合わせた考え方をしなくてはならないので， 農作業学会が非常に重要となると感じました.講演会の研究テーマは非常に多岐にわたってお り.農業機械や農作業効率といったものだけでな く， 土壌の線虫や硬度など農作業が周囲の環境に 対しどのように影響しているのかなど，私の分野 とは少し異なる研究がたいへん勉強になりました.テーマセッションでの鳥獣害に対する研究 は，大変であると感じました.私たちの試験圃場 でも獣害により気象観測装置や他の測定装置の ケーブルが嚙み切られていたりしており，何らか の対策をしなくてはならないと痛感しています.