東京大学大学院　生物、環境工学専攻の沿革

摘要

東京大学大学院　 生物、環境工学専攻は1900年に上野英三郎が講座を分担した噂からその歴史が始まった。 その後，100年近くを経た今日までさまざまな変遷があった。 この変遷を3つの視点から総括した。 第⊥に組織面の拡充である。 講座の分担という形から，専修の発足，学科の発足へと拡大した組織変化について明らかにした。第二に学部教育のカリヰコラムの変遷である。 教育研究組織の独立以前の講義や，専修発足時のカリキュラムとその変遷について示した。 第三は研究の変遷である。 各時代，各講座を担当した教授の元で展開された研究は，社会の要請や学術の進歩と密接な関連にある。 これまで各講座を担当された教授とその時代の研究動向を示した。