太陽と緑の農園団地の取組み方法－山梨県における農地利用集積モデル団地－

摘要

モデル団地となっている，山梨県北社市明野町は，古くから農業を基幹として発達してきた。 特に事業実施地域は，用水の便が悪い丘陵地に立地しているため，多くは畑地，桑園として利用されてきた。 しかし，近年の養蚕の衰退により，遊休桑園の増加などによる農地の荒廃化が進んでいる。 そこで，山梨県では，これらの課題を解消し，地域の発展をめざして，平成3年度よりかんがい排水専業（受益面積520ha）を実施，平成4年度より畑地常総合整備事業（担い手育成型）明野地区（畑地潅漑面積270ha，区画整理面積142ha）を実施している。