高知大学農学部附属暖地フィールドサイエンス教育研究センター

摘要

昭和24年5月に国立大学設置法により，高知青年師範学校（旧長岡郡長岡村在，現南国市）を母体として高知大学農学部が発足した。 また，昭和25年4月には旧海軍航空隊跡地（旧香美郡日章村在，現南国市）約33haの移管を受けて附属農場が，昭和29年4月には吉野川の支流である穴内川の上流，標高約700～1000mの間の県有林約130haの譲渡を受けて附属演習林が設置された。 設置後，農学科（現暖地農学科），林学科（現森林科学科）の学生に対する実習，実験教育や両学科をはじめとする学生，院生の実験，農場，演習林教員や関連学科の教員の研究に対する圃場や研究材料の提供等を通して，戦後の経済発展とともに近代的科学技術を駆使した集約的農林業生産システムの開発に多大の役割を果たしてきた。