寒地乾田播種早期湛水栽培を基幹とする大規模水稲生産技術

摘要

北海道における独自の湛水直挿栽培は開拓湖の水田の急増を支える技術として普及し，1932年（昭和7年）には全道的20万haの水川の82％を「杢rめるに至ったが，その後次第に減少した。 こうした経過から，寒地では水による保温効果を菰祝し桝進水直挿方式以外にないとされてきたが，湛水歯柵では低温における発芽障番等不安定性が克服できなかった。 北海道戯試を中心に開発された折衷硬播栽培法（緒1湖西椀早期湛水栽培法）は，低湿による発芽障害と水による保温という長短併せ持つ湛水直播からの脱却を，挿樫後一定期間をおいて湛水することで可能にした。 播種期間が限られ，雪解け後の加湿な水田という悪条件を式服し，高能率南柏渡な蛇田播椰を可能にするためには，播種機の開発とともに，圃場の均平，蒐螺等周辺技術の開発が必粟であった。 絃田播種早期湛水栽培法は，寒地の値庸二溢水砥踊というおおかたの意識を克服し，美唄市を中心に着実に普及している。