キユウリ栽培におけるスヮルスキ—カブリダ11の導入と害虫汸除について

摘要

佐城農業改良普及センターは、佐賀市、小城市、多久市の3市を管内とし、県のほぼ中央に位置している。管内のキユウリの作付面積は13ha、生産者戸数55戸、出荷量2620t、販売額約6 . 4億円(系統扱い。平成23年6月30日現在)である。作型は、抑制(8月盆明け-年内)+半促成(年内-6月)の2作型で、いずれの作型も摘心栽培が大半を占め、褐斑病耐病性品種の導入が進んでいる。近年、ァザミゥマ類ゃコナジラミ類が媒介するウィルス病(キュゥリ黄化えそ病、キユウリ退緑黄化病)の発生による収量の低下や、食害による品質低下が問題となつている。特に、ァザミゥマ類は年々増加しており、その被害により生産性の低下や防除労力、経費の増大を招いている(図1)。