北海道の夏秋ダイコン作柄安定技術

摘要

北海道のダイコン栽培は、昭和五十年代まではおもに道内消費むけに栽培されていた。 昭和六十年代に入り、府県のダイコン生産が減少し、また夏の北海道ダイコンの品質の良さが評価され、全国へのダイコン供給基地として発展している。 七～九月の東京市場の四〇％、大阪市場の五〇％以上を占める状態となっている。 栽培面積も、府県移出が増加を始めた昭和六十年以降増加し、平成五年の約六、000haまで拡大してきた。 しかし平成七年以降、価格低迷と早朝からの収穫、過重労働のため、栽培面積は減少に転じている。