種子系べゴニア「プレープハート」「ューレカ」の栽培技術

摘要

ベゴニアほど様々な品種が流通している園芸品目もそう多くはない。 日本のマーケットに苗物、鉢物を中心として広く浸透している大変ポピュラーなべゴニア属だが、近年、耐暑性、連続開花性、在国性などのいわゆるガーデンパフォーマンスに焦点をあてて育種、開発された品種群が注目を集めている。 「プレープハート」はハイブリッドの注目の新品種であり、種子系のベゴニアとしては大変強健で、耐天候性、気候適応性が最も優れる部類に属する。 例えば、春、夜温が10℃以上になる頃から屋外への植え込みが可能で、暑く、湿度の高い夏を乗り越え、晩秋に強い寒気が来る頃まで盛んに咲き競ける。 日本の四季の大幅な気候の振幅にも良く耐え、豪華な大鉢仕立てとしての用途が考えられる。 また植栽花壇の主役として、パティオプランツとして様々な環境で楽しませてくれる。