S-310JA-1 ゴウ ロケット デ カンソク サレタ プラズマハ ニ タイスル ダイポール ループアンテナ ノ トクセイ c. ハドウ リュウシ ソウゴ サヨウ ダイ1カイ キョクチ ニオケル デンリケン ジキ ソウゴウ カンソク シンポジウム PART 2

摘要

S-310JA-1号ロケットにより観測されたVLF波動現象のうち,プラスマ波現象と思われるものについて特に詳細に調べられた.この現象は次の特徴をもつ.すなわちその周波数はロケットスピンにしたかって変化し,1スピン周期毎にタイナミックスペクトル上で逆U字形が1つ現れる.また,ループ,タイポールアソテナ両者て検出されたこの現象は,波長10 cm 程度の静電的波動てあろうと結論された.ループアンテナでは,実効長数mmのホイップアンテナ効果によって検出されたと考えられ,また,28mタイポールは,上記の波長の縦波に対しては,実行長か1mm程度となることか明らかとなり,観測された現象の特性が,定量的にも理解されたと考えられる.