レンサ球菌の分類と特徴

摘要

レンサ球菌は，現在では乳房炎原因菌のなかで最も治療 が厄介な原因菌であると考えられており，大きく，伝染性 乳房炎菌である無乳性レンサ球菌と.環境性乳房炎菌である環境性レンサ球菌の2つに分けられる。なぜ治療が厄介 な乳房炎原因菌と考えられているかというと，レンサ球菌 性乳房炎は難治性で潜在性乳房炎となりやすく，バルク タンク乳体細胞数(BTSCC)を増加させる原因になるから である。今回は，乳房炎原因菌としてのレンサ球菌とバル クタンク乳(BTM)モニタリングについて考えてみたい。