2008年から2011年に米国バージニア州で発生した食 鳥処理場従業員におけるカンピロバクタ一感染事例

摘要

今回は少し視点を変え.食鳥処理場 従業員に発ましたカンピロバクター感 染事例を取り上げる。日本の食鳥処理 場における状況とは異なる部分ちある が.カンピロバクタ一食中毒の発生リ スク低減に向けた対策としてのみなら ず.従業員自身の健康管理においてち 彼らの教育、訓練は重要である。最終 的にはそれが従業員の意識を高め，と 体や鶏肉製品の交差汚染の減少とその 後の食中毒事例の減少につながるはず である。カンピロバクタ一属菌は，家禽の片 利共生生物であり，米国では胃腸管感 染症の一般的な原因菌である。カンピロバクタ一感染症は，毎年240万人の 被害者を出していると推測されてお り，アウトブレイクというよりはむし ろ散発事例に関係している。伝播は典 型的には調理不完全な鶏肉の消費や生 鶏肉の取り扱いを通して起こる。工場 の経営管理部門により要求された健康 危害評価の一部として，我々は2008-2011年のバージニア州の食鳥処理場 の従業員の間で起こった一連のカンピロバクタ一感染事例を報告する。