横浜市で世界酪農サミツ卜開催共通課題を通して「活路」探る

摘要

横浜市で10月28日から5日間に わたって開催された世界の乳の祭 典「ワールドデイリーサミット 2013」(世界酪農サミット）では、 あらためて酪農、乳業の重要な役 割を再確認した。今回は「牛乳の 再認識」をテーマに掲げたことか ら、日本の酪農生産と乳業メーカ一 の品質や技術水準の高さを示す絶 好の機会ともなった。過去最大の 約2,000人の参加者を集めたサミ ットが成功した一方で、日本酪農 は"ゼロ関税"を大原則とする環 太平洋経済連携協定（TPP)の 議論が加速するなど存亡の危機に 直面している。サミットの成果を 最大限に生かしながら、将来的に も"持続可能"な酪農生産に向け て今、国家を挙げたより一層の酪 農支援策が問われている。