創意工夫で作業条件を改善－徹底した集中管理で品質と収量アップを目指す－

摘要

宮崎県諸塚村は県の北部に位置し山林が九五％以上を占める。 その山林から生まれる原木を利用したシイタケ生産は全国でも名高い。 西田栄作さん（写真1、本人と父秀義さん）　 は昭和五十六年に高校を卒業し家業の林業に従事した。その頃は、昭和五十八年の最高価格、五十九年の大豊作とシイタケ生産は絶好調の一途をたどっていたが、徐々に価格の低迷や収量の減少。 また、木材価格の低迷など山村で生活するには大変厳しい状況となり、林業自体を見直さなければと考えることも幾度となくあった。