NOSAI宮城での繁殖成績向上のための超音波画像診断

摘要

NOSAI宮城では平成18年にエコーが導入され，平 成19年より有料定期繁殖巡回を実施しています。当 初は農家や獣医師間での有料化に対する反対意見も ありましたが，有料化することにより，良い意味で のプレッシャーがあり，「有料化するからには確か な技術を提供しなければならない！」ということで， このプレッシャーが，エコー導入後1年で有料化に 踏み切ることができた要因と思います。当初は，農家も早期の妊娠鑑定ゃ双胎診断などを とても珍し力り，それだけでも十分満足してもらえ ましたが，年数が進むにつれ，早期妊娠鑑定は当た り前という時期になってきています。当然，想定内 のことでした。そのため，診断技術の向上と群管理 (飼養管理，乳質管理など）の技術を要求されるよう になってきています。