かんきつ類の栽培管理

摘要

3月の気温が平年より高<推移し、温州みか んは平年より1週間程度早く発芽したので、作 業が遅れないよう適期管理に努めましょう。今月は、着花管理、苗木、高接樹の管理、施肥、 春草除草等が中心となります。隔年結果を少なくするためには、結果枝と未 結果枝のバランスを保つことが大事で、着花過 多樹ゃ新梢ばかりが発生している樹では隔年結 果が助長されます。（写真1)。着果過多で新梢がほとんど発生していない樹 では、樹冠上部や枝ごとの全摘蕾を行い、新梢 の発生を促します。有葉花が発生している場合は、有葉花摘蕾を行います（写真2)。摘蕾は、開 花してからでは落ちにくく手間がかかるので、 蕾が大きくなつてから開花始めまでの10曰間 ほどで行うと効率的です。摘蕾の適期は短いの で、1樹に時間をかけ過ぎず全園回るようにし ます。