病害防除

摘要

カンキッかいよう病は、ここ数年台風の襲来 も少なく、発生程度は低くなりつつありますが、 一部の罹病性品種では依然として多い園地が見 られます。特に、夏秋梢の病斑は越冬伝染源と して最も重要であり、その後の発生に影響する 病斑となりますので発病葉の除去を徹底的に行 いましょう（写真1)。カキ炭疽病は、昨年梅雨時期の降雨により発 生はやや多くなりましたが、全般的には少な目 に経過しました。本病の発生は、越冬病斑が最 ち重要な発生源となり、降雨により発生が増加 します。このため薬剤防除だけでは十分な効果 が得られませんので、越冬病斑は徹底的に除去しましょう（写裒2)。キウイフルーツかいよう病は、平成12年に 県内で初めて^認されましたが、その後徐々に 発生地域は拡大傾向にあります。2月になると、発生園では菌液の漏出が亀裂やせん定跡から見られますので、このよoな枝は早急に除去しま しょう（写真3)。