キメラきんきつについて(品種名：エクリ一ク65)

摘要

愛媛ほおいて柑橘は、果樹農業の基幹作物であり、柑橘王国として日本一の座を確立しています.しかしながら、近年、高齢化による労働生産性の低下および後継者不足、耕作放 棄地の増加による鳥獣被害の多発、温暖化による異常気象、隔年結果による所得の不安定 等多くの課題を抱えています。産地においては、基本管理の徹底や園地の若返りによる安定生産、マルチ栽培および簡 易施設等による高品質果実生産対策に取り組む一方で、果樹農業の振興発展のために、多 様で急速に変化する消費者ニーズに応える高品質果実の開発は必要であります。さらに は、食べやすく健康に良い機能性成分を備えた個性的な新品種も望まれています。