今年の柑橘、カキの病害虫の発生と来年度に向けた防除対策について

摘要

2006年は、前年末から1月にかけての積雪や低温、寒波に始まり、春先の低温による発芽、開花の遅れなど例年になく果樹の初期生育に悪影響がみられる年となりました。 このため、病害虫の発生時期もおおむね遅い傾向となり、農家の方は適期防除の対応にご苦労されたことと思われます。病害虫防除所におきましては、気象条件によっておおきく変化する病害虫の発生様相に注意を払いながら、的確な病害虫発生予察情報を提供できるようきめ細かな調査を地道に実施しております。 特に8月下旬以降の果樹カメムシ類の多発生については病害虫発生予察注意報（平成18年9月8日）を発表し注意喚起したところです。今後も引き続き、発生予察情報を毎月発表しますので、ぜひ活用ください。