電気ィンピ一ダンス測定を利用し 果樹の凍害,耐凍性判定

摘要

温暖化をはじめとする気候変動が、今後農作物の生産に非常に大きな影響を及ぼすことは確実であり、特に永年性作物の果樹は一年生の作物とは異なり、人為的な作期の移動が難しいことも周知の通りであります。そのため気候に対する依存度が他の作物よりも高く、気候変動によって受ける影響はより甚大であると考えられています。そして国内においても、温暖化に連動して果樹栽培における気象炎害の発生地域およびその頻度も変動しつつあり、今後より顕在化していくと予想されています。落葉果樹においても、今まで発生があまり見られなかつた地域において、果実における高温障害(日焼け)の発生や開花期の晚霜害の発生が報告されるようになつてきました。凍害に関しても、温暖化による暖冬条件が発生の要因と考えられるケースがリンゴゃモモ、クリ等で指摘され問題となつてレま。