Evaluation of JHA pyriproxyfen against the mulberry scale, Pseudaulacaspis pentagona (Targioni), in tea fields by tea farmers in Shizuoka prefecture, Japan.

摘要

本稿では，これまでのクワシロカイガラムシ防除の概 念を大きく変えたピリプロキシフェン剤に対して，本剤 を使用した茶生産者がどのような評価を与えているのか をアンケート調査により明らかにしたので，その結果を 報告する。 本文に先立ち，アンケートにご協力いただいた茶生産 者の諸兄に厚くお礼申し上げる。なお，本研究は，プロ ジェクト研究「生物機能を活用した環境負荷低減技術の 開発」の補助を受けて実施した。茶生産者に対するアンケート調査を，ピリプロキシ フェン剤の登録前と登録後（使用後）に実施した。 １．ピリプロキシフェン剤登録前におけるクワシロカイ ガラムシ防除の実態と本剤の使用に対する意向調査 アンケートは，2007年２月16日に静岡県菊川市で開催 した茶業研究センターの成果発表会に参加された茶生産 者に対して実施し，146名から回答を得た。