焼尻島単一サフォーク種子羊: プレ.サレ羊肉を銀座で

摘要

東京都中央区「GINZA TOTOKI」オーナーシヱフ+時 亨私が焼尻島の子羊肉（ラム肉）と遭遇したのは20年近く前になります。取引業者さん から北海道産のラム肉を試してくれないかと の連絡が入ったのです。この頃，私たちの業 界では国産のラム肉が美味しいという話は皆 無でした。しかし，連絡があって1週間ほ どして届いたラム肉を見た瞬間，その美しさ に目を見張りました。脂は透明感があり，ほ んのりとピンク色に輝き，香りはまったくい やらしさのないものでした。とっさに少し端 を切って焼き始めると羊肉の甘い香りがして きます。味わってみるとなんと驚くほどの脂 の良さと肉の旨みが予想をはるかに超え，こ の羊のクオリティ一の高さが確信に変わった 瞬間でした。その日の夜は思い切って半頭丸 ごとオーブンに入れ，羊の丸焼きを敢行しま した。焼き上がった羊肉をスタッフ全員で試 食しましたが，全員が驚嘆の声を上げていま した。こんなうまいラム肉が日本にあつたと は驚きでした。スタッフの感激した幸福な顔 は今でも忘れられません。