4．パピローマウイルス

摘要

ヒトパピローマウイルス（human papillomavirus，HPV）と子宮現場との因果関係を確立すべく多くの研究者がパピローマウイルス研究に集中するようになってからこ十年近くか経ようとしている。 HPVは子宮頸癌の90％以上に検出され，臨床的な予後により’high－risk’型と’low－risk’型に分類されている。 子宮頸橋とHpVとの因果関係がほぼゆるぎないものとなったのは1990年代半ば頃であろと言える。 その後，日本におけるパピローマウイルス研究はややトーンダウンした感かある帆　 ここ数年のパピローマウイルス研究の新たな展開には目を見張るものがある。