ミャンマーで収集した未同定 Vigna 属植物に関する RAPD 法による遺伝的位置の推定

摘要

Vigna 属 Ceratotropis 亜属には、アズキやリョタトゥ等アジアにおいて栽培化された重要なマメ科作物が含まれる。 また、その育種素材としての利用が期待されている近縁野生種もアジアの各地に広く分布している。それらの近縁野生種を体系的に収集していくために、ミャンマーにおいて2001年と2002年に行った共同探索によって収集された材料の中に種の同定が困難な系統があった。 そこで、それらの系統の遺伝的位置を推定することを目的に RAPD 法による解析を行った。