電子カルテを用いた外来化学療法

摘要

2004年5月に建替えによる新築移転に伴い，電子カルテシステムを中心とする運用となった。 化学療法は手術室での手術治療と並んでがん治療の大きな部分を占めているとの考えから，外来化学療法に組織的に対応するシステムを構築し，運用しているので報告する。I.外来化学療法の運営外来化学療法は通院治療センター内で午前と午後の2単位で運用され，外来化学療法の他に予定の一般点滴が行われている。 現在，外来化学療法室としての運用は，午後からの専用設定であるが，外科手術日の都合で月·水·金曜に集中している。 通院治療センターの内部は透析用のリクライニングチェア9台が設置されており，カーテンで個室化されているが，ベッドはない。